岩波講座　応用数学　全15巻
●江戸和本●百首正解\r【判型】大本3巻3冊。縦255粍。\r【作者】山口志道（杉庵志道）注・序。\r【年代等】天保9年3月跋・刊。［丹波国多紀郡大山宮村］祟山堂板（非売品）。\r【備考】分類「和歌・注釈」。「神代学」という独自の見地から解説した「小倉百人一首」の注釈書。頭書に挿絵や作者略伝、和歌の語注、その他関連事項を補足する。コトダマート(KOTODAMART)HPによれば、天保9年(1837)、『百首正解』という小倉百人一首を解釈した本を出版。 現代でもおなじみの百人一首の和歌に対する独特の解釈を行っている。『水穂伝』で 示した五十音各音の言霊法則などを根拠にユニークな解釈や斬新な異説などを唱えているが、中でも山部赤人の「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける」 について、田子の浦とはじつは房州勝山町付近で、今の東京湾や相模の国(神奈川県)の 方角にはるかに富士山を望んだ歌であるとした異説が有名。\r★原装・題簽付（上巻題簽は摩滅）・状態良好。稀書。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、端本1冊（天）が、35,000円】。